昭和の時代にタイムスリップ!?2万点を超える懐かしいおもちゃや人形を集めたユニークな博物館「白石・人形の蔵」
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歴史・文化
東北本線白石駅より徒歩15分ほど。「白石・人形の蔵」は、昭和の懐かしい玩具や人形など2万点以上を展示するユニークな博物館です。本館1階は「なつかしい駄菓子屋風フロア」として、レトロな玩具やレコード、生活雑貨や着物などが所狭しと並びます。本館2階の「終戦の蔵フロア」は、平和への願いを込め、戦時中の暮らしをテーマにした軍服や資料を展示。別館には市松人形が常設展示されています。まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような懐かしさを感じられるスポットです。
東北本線白石駅から徒歩15分ほど。白石市中央郵便局を奥に進むと、そこには昭和の懐かしい玩具や人形などを展示するユニークな博物館「白石・人形の蔵」があります。こちらは明治時代の築100年以上経過した蔵を改造した建物で、中学校の社会科の先生だった方が「子どもたちに歴史を身近に感じてもらいたい」と平成7年にオープンしました。
人形の蔵は本館と別館に分かれていますが、本館1階にはおもちゃ、生活雑貨、レコード、着物など、2万点を超える昭和初期のレトロなコレクションが並んでいます。まるでこの蔵の中だけタイムスリップしたかのような感覚になります。
国民的アニメ「ちびまるこちゃん」や「セーラームーン」も、年代によって少しずつ変わってきたことが分かってとても興味深いです。
仮面ライダーや戦隊もののフィギュアを集めた棚もありました。コレクターにはたまらない貴重なグッズも多数展示されています。
来館するだけでも懐かしさを感じられますが、昭和の時代を生きてきた世代の方が見れば、当時の思い出が蘇ってきてより楽しめるはずです。
階段を昇った2階は「終戦の蔵フロア」として、第二次世界大戦中の暮らしをテーマに当時の資料などが展示されています。ずらりと並べられた軍服や千人針、寄せ書き、出版物、写真には「もう二度と戦争が起きてほしくない」という強いメッセージが込められています。
本館の見学が終わったら別館へ案内してくださいました。明治時代の米問屋の倉庫として使われていた蔵を利用し、1階は企画展、2階は市松人形の常設展示のスペースになっています。
1月に伺った時には「がんばれ受験生展」を開催中で、学問の神様である天神様の人形が100体以上展示されていました。年に4回ほど展示の入れ替えをするそうです。
白石市の隠れたインスタ映え観光スポット「白石・人形の蔵」。昭和レトロなコレクションを見ながら、当時の思い出話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 白石・人形の蔵
宮城県白石市城北町4-18
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